地方は何で寂れるか。
まず、大前提として
- 土地
ってのがある。地方も都会も同じ『土地』の上に乗っかってる。
では、地方と都会にどんな違いがあるのか。っていうと
- 「価値」の無い土地は「地方」になる
早い話、地方は価値が無いから地方なんだ。
土地の価値ってなんだ。
その前に説明を軽く。
●一次産業
場所によって、向き不向きがある。その土地に応じた一次産業が根ざす。
んで、その土地の価値は、その土地の一次産業の価値に依存する。
●二次産業
場所は原則関係ない、重要なのは、作った物の売る相手までの輸送コスト。
もちろん、輸送コストは安いほうが価値が高い
●三次産業
物を売る商売なんだから、当然周りの人口が多いほど価値が高い
●住宅
住みやすさ…は、あまり関係ない。重要なのは収入が得られるかどうか。
すなわち、仕事(つまり上三つの産業)が近くにあるか。
その仕事の収入はどうか。etc
早い話、周辺の産業の価値が高ければ、住宅の価値も高くなる。
私の周辺を例に取ると、
- 一次産業は漁業。だけど最近の慢性不漁で収入減。よって価値も低い。
- 二次産業は食品加工。少数が高付加価値商品で細々と。価値は低い。
- 三次産業は、そもそも人口が少ないので価値はどん底。
- 住宅は、↑全産業の価値が低いので、当然価値は低い。
つまりダメダメということです。地方なのもやんぬるかな。なのです。
長崎県全体に視野をとっても
- 一次産業は漁業(以下略
- 二次産業は三菱長崎造船所。成長性なし。価値は中
- 三次産業は、人口減少中なので、価値も減少中。
- 住宅は、産業に成長性が無いので、価値も低い。
つまりダメダメということです。地方なのもやんぬるかな。なのです。
ちなみに佐世保には、上4つに当てはまらない「米軍基地」なる物がありますが造船所と同じで成長性が無いので価値も高くは無い。
じゃあ逆に都会ってどうなってんのよ。
ここで東京を例に挙げます。
- 一次産業は他の産業に追いやられて細々。
- 二次産業は、需要はそれなりにあるけどそれ以上に地価が高すぎ。
んで、この下がちょっと特殊で
- 三次産業は、人口が増えているので、価値も上昇中
- 住宅は、第三次産業が伸びているので、価値も上昇中。
つまり、第三次産業と住宅がお互いを伸ばす方向に螺旋を描いているのです。ウラヤマシス。
ここで、鶏が先か、卵が先か的な疑問を持つ人いるかもしれませんが、この場合人口が先です。
どういうことかってーと
東京は首都だし、人口も多いし、産業も盛んだ。ってんで、地方から人間がどんどんやってくるのです。すると人口が増えます。すると産業が豊かに、すると人口が(ry
東京以外では
大阪…東京より価値が低いので人口も増えません。ご愁傷様
愛知…二次産業が東京より価値があるし、成長性もあるので人口が増えます。スゴイネー
その他…少々のことやったって東京に勝てるわけ無いじゃんm9(^Д^)プギャ---ッ
結論
東京は放っておいても価値が生まれるように出来ている都市です。
地方は東京並かそれ以上の価値を持たないと勝ち目は無いです。
今のところそれが出来ているのは愛知だけのようですが。