少子化に関してトラバを集めているようなので参加してみる。

http://plaza.rakuten.co.jp/isnewstb/diary/200612200000/
まず前提として「今の日本の人口は多すぎるから減るのは都合がいい」という論には強く反対したい。少子高齢化の問題は人口が減ることじゃなくて、年齢構成が偏ること。人口減少社会〜なんて騒ぎ方だと、問題の本質を見誤る。今回の人口予測では2055年の日本は人口の4割が65歳以上になるとしている。でも人口は9000万人で、人口減少が実感できるほどは減らない。この事実にもっと危機感を持つべき。だから、断固、出生率は回復させないといけない。
少子化には「子供の産みやすさ」の問題と「子供を産みたい気持ち」の二つの問題があると思う。
子供の産みやすさは、すでに盛んに議論が行われてるし、そもそも俺みたいな子供いない人間にはわからないので、主張しない。ただし、子供が産みにくい一因が、少子化にもあるのではないか。とは思う。子供が少なければ少ないほど、子供を育てる効率が悪くなって、そのぶんコストが上がる。しかもこの不景気でコストが重くのしかかる。それなら子供は産まない。という人もいるんじゃないか。わからないですけど。
子供を産みたい気持ちについてはあまり語られてない気がする。「子供を産むのは個人の自由」という考えかたがあるからだと思う。僕もそう思う。ただ、たとえば子供が産みたいと思う夫婦が全体の半分だったとする。人口が増減しない状態に持っていくには、子供を産みたいと思う夫婦が全員4人ずつ産まなきゃいけない。これは、負担が偏りすぎじゃないかと思う。かといって、産みたくない人も含めた全員に2人ずつ産ませることを強制するのも間違っていると思う。あくまで産みたい人が産む。その上で、全員が心から子供が産みたいと思う状態が理想だと思う。それを目指すべきだと思う。
子供がいる人には年金を多く、いない人には少なくする。なんて案を考えた。独身税というのが有名だけど。独身税には「経済力がないから結婚できないなんて人を増やすだけだ!」という欠点もあるので、独身若者狙い撃ちの負担を無しにするには、と思って考えた。若者に負担をかけるわけじゃないので、子供を産みたい人は子育てのためにお金をためる。子供を産みたくない人は老後のためにお金をためる。どちらも自分のためにお金を貯める。べつに税金として他人のために強制的に取られるわけじゃない。(子供がいる人が余計にもらう年金)>(若い時にためられる貯金)なら、子供を産みたい人が増えるんじゃないかなぁと思った。まぁ、素人考えだから穴もあるんだろうけど、あんまりこういう論を見ないし、これに対する反論も見ないのでこれを機会にいろいろ意見を聞いてみたい。
意見、来るかなぁ・・・