高い消費税が企業を困らせる仕組み&企業が給料を上げたがらない、デフレ以外の理由。

いま日本政府には大量の国債残高がある。その是非は別にして、国債の額を減らすべきというのは国民のコンセンサスに近い。つまり、政府はこれからなにが何でも借金を減らすための行動をとるだろう。という期待が生まれる。
企業が給料を増やして、ありえないけど、そのぶん消費が増えたと仮定する。増えた給料を100%消費に回しても、そのお金がまた企業に戻ってくるわけじゃない。5%の消費税を引かれて戻ってくる。そしてその消費税は、国債残高を減らすために使われる。歳出を増やすなんてとんでもない。世論はそう訴えるだろう。
ってことは、企業は給料を100増やしても、消費として戻ってくるのは95程度しかない。これは企業にとっては損だ。しかも消費税が高いほど損が増える。いつまでたっても消費税増税論議は消えない。こんなんじゃ給料増やしたってしょうがない。自分で貯金しとこ(ユーロ建てすれば高金利でうはうはだしぃー)。


以上。