powers of tenにあまりスケール感がない。

http://d.hatena.ne.jp/sea_side/20071023/1193140604
のインフレ欲の話の続きみたいなものなんだけど。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12714
ピクニックで寝そべってる夫婦から始まり、どんどん視界が広がって大宇宙を見下ろすところまで広がり、今度は近づいておっさんの体内の中に入り、その中の炭素原子の原子核に突入するところまで。googleEarthのご先祖様的存在だけど、俺っちにはイマイチスケール感を感じない。
なぜか
俺は、それはこの動画に奥行きがないからだと考えた。
こういう動画でスケール感を感じるには「小さい視点の時には大きく見えた物が、大きい視点になると小さく見えるようになる」という要素が必要だと思うのだ。それを実現してるのが
http://www.nicovideo.jp/watch/sm656158
の動画の最初のほう。月の軌道を越えたあたり。太陽系の惑星の軌道が見えるようになったあたり。惑星の軌道は、現れた瞬間は画面のはるか遠くに見えるが、それがあっという間に小さくなる。ここにスケール感を感じる。
powers of tenの同じ太陽系のシーンを見ると、真上からの視点で画角が狭いから、惑星の軌道は「小さくなってからじゃないと見えない」。この場合スケール感が薄れる。そう思った。